D突堤

(でぃーとってい)

最終更新日:2006年7月11日

■概 要
D突堤は第一新堤と並んで、横浜港で最も外側に位置する堤防のひ とつです。ここから外は東京湾になります。本牧埠頭のD突堤から 続く堤防なので、この名前で呼ばれています。この堤防は埠頭と完 全につながっているので、埠頭に入ることさえできれば、陸からで も進入が可能な唯一の沖堤です。ただ最近は防犯上、かなり警備が 厳しくなっていますので、できれば渡船で行った方が無難でしょう。 ここは足場も広く東からの風を高い堤防が防いでくれるので、子供 連れでも安心して釣行できます。
(概略平面図:寸法は不比例)
■詳 細
本牧埠頭側から見た前景です。左手が内側で、約5メートルほどの 平らな面があるので、足場はいいです。右側には高さ2メートルほ どの高いコンクリートブロックがあります。
(堤防全景1)
コンクリートブロックの上から見た、同じ方向の写真です。ブロッ クの上は幅が50センチほどしかありません。右側の海面までの高 さは3〜4メートルほどあります。高所恐怖症の人はここでの釣り は辞めたほうがいいでしょう。外側の堤防際は捨石などがあるのか 根が多く、カサゴなどの根魚もけっこういます。
(堤防全景2)
堤防の先端側から本牧埠頭側を見た状況です。写真のように、投げ 仕掛けを置いてのんびりとした釣りを楽しむのもいいでしょう。
(本牧埠頭側を望む)
本牧埠頭とD突堤が接する部分です。ここは完全に接しているので ここから埠頭に入ることもできます。埠頭からキスやメバル、アジ などを狙う人もいます。ただ、埠頭は本来、部外者は立ち入り禁止 の場所ですから、くれぐれも節度を守って行動しましょう。
(D突堤の付け根)
同じくD突堤の付け根の、外側の状況です。このように埠頭に沿っ てテトラポットが入っています。
(付け根外側)
テトラポット伝いに、その先の埠頭に行くこともできますが、テト ラポットの上の移動は非常に危険ですので、初心者は絶対にやめま しょう。テトラポットの間に落ちると、怪我も大きく、助けること も困難です。先に見えるのは、本牧埠頭にある展望台です。その右 手には「本牧海釣り公園」があります。
(テトラポット)
D突堤の先端部です。その先は第一新堤との間に10メートル程度 の幅の船道があります。狭い船道ですが、小型の船舶が頻繁に出入 りしますから、ここを狙って釣りをする場合は、船の往来に注意が 必要です。特に外側(右手)からの船は見えにくいですから、船の エンジン音に周囲しておく必要があります。
(先端部)
船道を挟んで望む第一新堤の様子です。幅跳びで飛び移れそうな感 じですが、それはちょっと無理です。船道は狭くなっているため流 れがきつく、特定のポイントを探るのは難しいです。重めの仕掛け でキスやカサゴを狙ってみるのもいいでしょう。
(第一新堤)
船からみた第一新堤とD突堤です。間に狭い船道があるのがわかり ます。ふたつの堤防の間には、電線が渡されています。つまりこの ふたつの堤防は、本来はひとつにつながっている堤防なのでしょう
(第一新堤とD突堤)
■眺 望
D突堤から内側のかなたに、ベイブリッジが見えます。みなとみら いの景色は、そのはるか彼方です。
(ベイブリッジ)
■釣りもの
ここではクロダイ、アイナメ、カレイ、メバル、カサゴなど多彩な 釣りものが期待できます。特に投げ釣りによるカレイでは、40セ ンチクラスの実績のある場所です。また、居付きの大型クロダイな ども期待できます。
◆◆ご注意!◆◆
高い堤防部は海面からの高さが5メートルほどもあります。しかも 歩ける場所は幅が50センチ程度しかありません。「高所恐怖症」 の人は、やめた方が無難です。
また、ブロック側には何本かの電柱が立っており、第一新堤に向け て電線が張られています。投げ釣りの際には、仕掛けを電線に引っ 掛けないように十分に注意しましょう。


「横浜港の沖体群」に戻る

「横浜沖堤釣魚三昧」表紙に戻る