横浜港沖堤の釣りもの

最終更新日:2006年7月3日

横浜港はアジアでも有数の商業港です。いつも大型の客船や貨物船が往来 していますが、この港も「生きている海」です。四季を通じて様々な魚が 釣り人を楽しませてくれます。一年を通じて、クロダイ、スズキ、キス、 アイナメ、メバル、メジナ、カレイ、ベラ、ウミタナゴなど多彩な魚を見 ることができます。巨大なボラも大群で泳ぎ廻っています。また、珍しい ものでは1メートル程度のサメや、アカエイなども仕掛けにかかることが あります。都会の真ん中の海ですが、こんなにも自然がいっぱいです。魚 ばかりではありません。カモメやウミウ、アジサシなど多くの海鳥も間近 に見ることができます。
このように、横浜港はとても豊かな自然を育んでいる「生きた海」なので す。それでは、その横浜港の中にある沖堤での、四季の代表的な魚釣りに ついてご紹介していきましょう。

桜の開花とともに始まるのが横浜沖堤名物の「クロダイ」釣りです。この季節は、黒鯛が産卵のために浅場にやってきて、盛んにエサを食べる時期です。40セ ンチを超える黒鯛が上がることも珍しくありません。
夏は全く日陰のない沖堤で、釣りにはかなり辛い季節です。それでも、この季節はチョイ投げで、20セン チ級の「キス」がたくさん釣れます。これを天麩羅に
してビールで一杯。たまりません!
9月に入ると、釣り人の様相が一変します。若い人た ちが多くなるのです。彼らのターゲットは「スズキ」です。ルアーで狙いますが、90センチ級の大物が上 がることもあります。
冬の釣りものの中心は「アイナメ」です。独特の首振 りの釣り味はたまらない釣り味です。また、投げ釣りでは30センチ級のカレイが出るのもこの季節です。


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